今回の企画は、中原中也が書いた詩「お会式の夜」をもとに
構成した演劇作品とひとり芝居を4本上演します。
●10月11日(日)
ノミガワスタジオにて、中原中也・原作『お会式の夜』と
宮沢賢治・原作『よだかの星』の2本立てを上演します。
チケット料金3000円で2本連続でご覧いただけます。
●10月12日(月)
会場を移して、ひとり芝居を4本上演します。
作品は、
宮沢賢治・原作『よだかの星』、
中勘助・原作『犬』、
太宰治・原作『駈込み訴え』、
カフカ・原作『変身』
の計4本です。
こちらはチケット料金2000円でそれぞれ1本、ご覧いただけます。
●10月12日(月)〜10月13日(火)
22時からスナックBMWにて、
中原中也・原作『お会式の夜』を上演します。
チケット料金は2000円です。
各回、お席に限りがありますので、お早めのご予約をおすすめします。
定員に達した場合は、お断りする可能性がございます。
チケットのご予約、お問い合わせは
info@hanjo-uchu.com
までお願いします。
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十月の十二日、池上本門寺、
東京はその夜、電車の終夜運転、
来る年も、来る年も、私はその夜を歩きとほす、
太鼓の音の絶えないその夜を。
これは、中原中也が書いた詩「お会式の夜」の一節です。
池上本門寺の近くに住んでいたことのある中也は
お会式のにぎやかな音を聞きながら、
詩作にふけっていたのかもしれません。
今回の企画は、中原中也が書いた「お会式の夜」をもとに
構成した演劇作品とひとり芝居を4本上演します。
お会式の目玉行事の万灯練供養は、
昨年、台風で中止になったことに引き続き、残念ながら、
今年も開催されない予定ですが、
中原中也の言葉の力を借りて、演劇という手段を使って、
ささやかな癒やしと楽しみのひと時をお届けします。
時を超え、衆生を救う力が演劇や詩にもある。
詩人が書いた言葉の力と、お客様の想像力と、
俳優の声と体と最低限の小道具を駆使して、
ここではないどこかにある世界を立ち上げます。
俳優が立って、座れる半畳のスペースがあれば、
どんな場所でも上演できる。
半畳の世界から宇宙が生まれる。